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自走できるエンジニアになると課題解決のアイデアを出せるようになり、仕事も人生も楽しめる(前編)

私たちオルターボは、「自走できるエンジニア」を増やすことが今後の日本社会に必要だと考えております。オルターボの考える「自走できるエンジニア」とは、自ら学び・考え・行動することで、困難な仕事も乗り越えていけるエンジニアです。
この記事では、オルターボ代表の中村が、株式会社カヤックの現役エンジニアであり、オルターボの技術顧問でもある杉山さんに、「自走できるエンジニアとはなにか」について、話を聞きました。

自走できるエンジニア

杉山 慎誠(みつなり)さん
ゲームプログラマーとして仕事を始め、現在はWeb業界を中心とした、リードエンジニアやテクニカルディレクター、
採用、教育、チームマネージメントなどを行っている。エンジニアとしては、フロントエンド・サーバーサイド・
インフラ・アプリ・ゲーム・AR・VRなど、プラットフォームや開発言語を問わず幅広い技術をもち、さまざまな賞を受賞する。
エンジニアとして活躍を続けながら株式会社akasatanaを設立し、技術顧問・技術アドバイザー・技術コンサルタントとして
企業のサポートを行っている。

 

杉山が考える「自走できるエンジニア」とは?

中村:杉山さんの考える「自走できるエンジニア」について教えてください。

杉山:求められる自走のレベルは、参加しているプロジェクトの開発スタイルやチーム構成によって異なります。

私が考える、自走できるエンジニアの第一歩は、ある程度完成された要件や仕様書があるなかで、仕事上の疑問や問題にぶつかった際に、指示を待たず自ら行動し、解決できることです。

たとえば、Webエンジニアはプログラム言語を習得した上で仕様書を元に開発を行いますが、自走できるWebエンジニアは仕様書では足りない情報やデザインなどの情報を収集し、ディレクターやデザイナーとコミュニケーションをとりながら、システムを完成できます。
プログラムに関しては、他のエンジニアに質問して完成させる形でもいいと思います。

中村:指示がなくても自分で動けることが、自走できるエンジニアの第一歩ということですね。次のレベルはどのような状態でしょうか?

杉山:次のレベルは、プロジェクトの目的を達成するために「エンジニアとしての自分の仕事はここまで」と線引きせずに行動できることだと考えています。

目の前の仕事だけをこなすのではなく、プロジェクトの目的や目指していることを考えた上で、プロジェクト成功のためにアイデアを出し行動できることが非常に重要です。

Webエンジニアの例でいえば、現実のプロジェクトにおいて実装するものすべてが、あらかじめ確定していることはめったにありません。チームメンバーが十分に揃っていない場合もある。

そのため、プロジェクトを成功させるためにドメイン知識を学んだり、要件を考えたり、アイデアを出したりすることが必要で、システムに関連した作業だけをしていればいいわけではありません。

状況に応じて、仕様書を書く、外部の会社と連絡を取る、スケジュールを管理する、コミュニケーションに問題があれば自らミーティングを開く。このように、プロジェクト成功のためにやるべきことを考えて、行動できることが望ましいです。

ただ、これらができていなくても、スペシャリストとして活躍している方も多くいますので、こうした動きができないから活躍できない、というわけではありません。

杉山 慎誠_オルターボ顧問_カヤックエンジニアマネージャー

中村:自身のキャリアパスや実現したいことに向かって、自己研鑽することも自走のひとつだと考えています。こうした観点では、どのような素養をもっている人が自走できるエンジニアと呼べるでしょうか?

杉山:スキルを伸ばすために自走できるエンジニアという観点でいえば、個人的に興味のある技術を活用して、システムを開発していくような人ですね。
幅広く興味をもって、まずは行動してみるというタイプの人は、エンジニアに限らず、どんな職種でも自走してスキルアップできるはずです。

中村:自走できるエンジニアになるために、必要な資質はありますか?

杉山:私はどんな方でも、自走できるエンジニアになれる可能性があると思いますし、自走するエンジニアになるように導くこともできると考えています。

そのため、この資質がなければダメというものはないですが、作ることが好きだったり、さまざまなことに興味をもちチャレンジしたいと考えたりする人は、より速く自走できるようになるはずです。

「自走できるエンジニア」になるために

中村:杉山さんご自身が、自走しているエンジニアだと思うのですが、仕事をする上で心がけてきたことはありますか?

杉山:まず当たり前のことですが、エンジニアとしての仕事を完全に果たした上で、チームのために動くようにしています。

常日頃、後輩には「あの人がいればプロジェクトは成功する」といわれるエンジニアになってもらえるように意識しています。

みんなが依頼されたことだけをやっていたら、プロジェクトは成功しません。関係者の意識から抜けてしまった事柄があったときに誰も気づけないからです。

だからこそ、自分の役割をこえた意識で仕事に取り組むエンジニアは、頼りにされます。

対談_杉山慎誠_オルターボ顧問_カヤックエンジニアマネージャー

中村:自走できるエンジニアになれると、エンジニアにはどのようなメリットがありますか?

杉山:プログラミングの学習にも同じ考え方を適用すれば、「なぜなのか、ほかに解決策があるのか」という発想で基本概念を理解するようになるため、初めて触れる言語やフレームワーク、ライブラリが出た場合にも、すぐに使いこなせるようになります。

また、プロジェクトの成功を考えられるようになると、ディレクターやCTOなど、将来的にエンジニア以外の職種でも活躍できる可能性が広がるのではないでしょうか。

そして、アイデアをたくさん出せるようになることで、仕事においても人生においても、思い悩むことが少なくなります。

なぜなら、思い悩むのは、解決策が見つからなくて選択肢がないと感じるからです。課題を解決するためにアイデアを出せるようになれば、なんとかなると思えます。
その結果、楽しく仕事をして、楽しく生きられるようになるのではないでしょうか。

中村:今日から始められる、自走できるエンジニアになるための第一歩について教えてください。

杉山:アイデアや経験を増やすために、さまざまな事柄に興味をもつことです。依頼された作業だけをするのではなく、「なんのために」と目的を把握することが第一歩だと思います。

中村:目的意識をもって仕事をすることがポイントになってきそうですね。次回の記事では、「自走できるエンジニアが育つ環境」について、お聞きしていきたいと思います。

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