実務未経験で入社し、約1年で複数のプロジェクトを担当。
クライアントから高評価を獲得するエンジニアへと成長したY.Mさんに、 技術習得の工夫、プロジェクトワークの魅力、そして今後のキャリアビジョンを語っていただきました。
Y.Mさん
※2024年8月の前回インタビューから約1年。研修中だった彼女は、今や複数プロジェクトを経験したエンジニアへと成長しました。
ー 前回のインタビューでは研修真っ最中でしたが、あれから約1年でどのような変化がありましたか?
Y.M:入社当時は「実務経験がないので技術的についていけるか」という不安でいっぱいでした。でも今振り返ると、その不安があったからこそ、誰よりも真剣に学ぶ姿勢を持てたのだと思います。
研修で作ったJavaのスケジュールカレンダーのプログラムが懐かしいですね。あの頃は「動けばいい」レベルでしたが、今なら保守性や拡張性を考慮した設計の重要性を理解しています。複数のプロジェクトを経験し、実際のプロダクトに触れる中で、「動くコード」から「良いコード」への違いを理解できるようになりました。
Y.Mさんの約1年の実績
・参画プロジェクト:複数のプロジェクトを経験
・習得した技術:Java、Linux、Shell Script、SQL、VBA
・クライアントからのフィードバックは「メンバーからの評判も良い」と高評価、また短期プロジェクトでも「報連相が助かった」と評価いただきました!
ー 複数のプロジェクトを経験して、最も成長を実感したスキルは何ですか?
Y.M:一番実感できたのは「聞く力」の向上です。私の場合、未経験での入社だったため、ほぼ全ての業務が初めてでした。わからないことばかりで、プロジェクトの皆様にたくさん質問や相談をし、お忙しい中でも丁寧に教えていただきました。
質問の際は、何がわからないのかを明確にし、予想がつくようになったら、その考えが合っているかを質問するように意識しました。教えていただいたことは膨大で、書ききれませんが、すべてスキルアップにつながっています。また、教えていただいたことは全てメモを取り、次のプロジェクトでも生かせるように持ち歩いています。
熱心に質問や相談を行っていると、プロジェクトの方から良い評価をいただけました。この変化により、先輩エンジニアからも「理解度が高い」という評価をいただけるようになりました。
Y.Mさんの技術習得への取り組み
1. プロジェクトの上司に「どんな資格を取得すべきか」を積極的に質問
2. 教えていただいたことは全てメモし、次のプロジェクトでも活用
3. テストの待ち時間などの隙間時間を活用した自主学習
4. ベテランの方々の意見を参考にしながら勉強を進める
5. 最近はAIに関することも学習中
ー これまでで最も印象に残っているチャレンジは何でしょうか?
Y.M:印象に残っているのは、テスト初日に上司がお休みだったことです。本来、上司と二人で行う予定だったテストを一人で担当することになり、リーダーやメンバーに細かく報告しながら進めました。
ほかのメンバーとタイミングを合わせる必要があったため、テスト開始前に確認項目や実行コマンドを何度も確認しました。その後、テストは無事終了し、次のテストへ進むことができました。
一人でもテスト実施を任せてくださった上司にはとても感謝しています。この経験から、準備の重要性とチームコミュニケーションの大切さを学びました。
ー 技術的に印象に残っている成長エピソードは?
Y.M:小さなことかもしれませんが、一番印象に残っているのは、Linuxコマンドに関することです。これまでJavaなどの開発言語は勉強してきましたが、Linuxコマンドは全くの初めてでした。
プロジェクトの皆様に一から教えていただき、テスト中の待ち時間などを活用して勉強しました。コマンドを記載したメモを上司に確認してもらい、OKをいただけたときはほっとしました。
ー 複数のプロジェクトを経験することのメリット・デメリットを教えてください。
Y.M:メリットは、様々な業務に携わることで、異なるスキルを得られる点だと思います。プロジェクトごとに使用する言語やツールが異なるため、新しいことを学ぶことができます。
これまで参画したすべてのプロジェクトで使用されているツールは、「Excel」、「TeraTerm」、「WinSCP」です。「TeraTerm」ではサーバへコマンド操作を行い、「WinSCP」を使ってローカルとリモートコンピュータ間でファイル転送を行っています。
逆に、各プロジェクトの仕様の理解には、初めは時間がかかってしまうため、それがデメリットになります。せっかく専門知識を得たのに、契約終了で終わってしまうことがあり、勿体無い気持ちになることもありました。
ー 異業種からの転職でしたが、前職の経験が活きた場面はありますか?
Y.M:前職から活かせたことは、Excelのスキルです。半導体製造の仕事では、Excelを使用し、各工程で製造されたものが適正範囲内か確認し、範囲外だった際には原因調査を行っていました。
Excelを使う機会が多く、空き時間には簡単なマクロを作成することもありました。入社後のプロジェクトでも、Excelを使ったログ集計作業の速さを評価していただきました。
エンジニアリングは開発だけじゃない。データ処理や分析など、様々なスキルが求められる仕事だと実感しています。
ー 趣味の編み物とプログラミングに共通点があるとのことですが?
Y.M:前回のインタビューでもお話ししましたが、実は編み物をするのですが、その工程はプログラミングと共通点があると考えています。模様を再現するために決められた編み目を繰り返すと最終的にきれいな模様が完成する、といった点が似ていると思っています。
ひとつの作業を繰り返して、少しずつシステムを構築していき、最終的にやりたいものができあがっていくのが好きです。研修を通じて、やっぱり私はプログラミングが好きなのだと、再確認できました。
Excelの関数でも、Javaで作成したものでも、求めていた結果が表示されたときが一番楽しいです。今までうまく噛み合わなかった歯車が、一気に噛み合ったような感覚です。
ー 複数プロジェクトを抱える中で、どのように仕事とプライベートを両立していますか?
Y.M:仕事もプライベートもスケジュールを立てて進めるようにしています。仕事に関しては、WBSや進捗管理表に沿って進めており、考え込まないよう適度に休憩を取ることも大切にしています。
プライベートでは予定を立てて、楽しみを作るようにしています。もやもやしたまま週末を迎えたくないため、仕事へのモチベーションも自然と上がります。
休日をしっかり満喫することです。好きなことをしてリフレッシュした分、週明けからまた頑張ろうと気持ちを切り替えています。
ー 1日のスケジュールや業務の進め方はどんな感じですか?
Y.M:基本的には、WBSや進捗管理表に従って作業を進めます。プロジェクトによっては、朝や夕方に進捗報告をリーダーに行い、その後指示をいただくこともあります。
リモートワークが主であったため、基本的には「Teams」のチャットやオンライン会議に参加しています。
ー 今後のキャリアビジョンを教えてください。
Y.M:Javaを使ったプロジェクトに参画し、まだまだ足りない技術力を身につけていきたいと考えています。
多くのプロジェクトで技術を磨き、いつか誰かに教えられる立場になりたいと考えています。まだまだ経験は浅いですが、様々な案件に取り組む中で少しずつ成長しています。
プロジェクトの上司に、どんな資格を取得したらよいかや、どんなことを学ぶべきかをよく聞いています。最近よく耳にするのは、AIに関することです。今後必須になる技術として、積極的に学んでいきたいと思います。
ー 仕事を通して「やり遂げた」「成功した」と感じたエピソードを教えてください。
Y.M:プロジェクトでの契約期間終了後、ありがたいメールをいただきました。そのプロジェクトは非常に短期間でしたが、『メンバーからの評判も良く、随時報告・相談がとても助かりました』との内容でした。
普段から意識している報連相が周りに伝わっていたことを実感でき、とても嬉しく思いました。評価をいただくことで、自分がしてきたことが間違っていなかったと安心しました。
ー 転職を検討している経験者エンジニアに、オルターボの魅力を伝えるとしたら?
Y.M:学んだ分だけ自分の形にできるので、新しいことが好きな方にはぴったりだと思います。さまざまな方と一緒に働ける点が魅力です。
新しいプロジェクトに参画する際は非常に緊張しますが、これまで参画したプロジェクトの皆様は、とても相談しやすく、未経験で入った私にも丁寧に接してくださる方ばかりでした。
自分の能力を高めるために学びたい方に向いていると思います。入社後の研修も充実していて、努力する人をサポートしてくれる会社です。
これから入社を検討している方へ、入社前に準備しておいたほうがよいことは?
Y.M:最低限のPCスキルとやる気があれば十分だと思います。
初めてのプロジェクトでは、わからないことが多すぎて、自分が何を理解していないのかもわからない状態でした。でも、プロジェクトの皆様のサポートのおかげで、大きな問題もなく、何とか最終日までやり切ることができました。
現在も同様に、自分で判断してよいのか迷った際は、必ず誰かに確認するよう意識して仕事をしています。
1. 技術の幅:様々なプロジェクト、様々な技術を経験できる
2. 実践的な学び:プロジェクトを通じて、実務で必要なスキルを習得
3. サポート体制:未経験でも丁寧に教えてくれる環境
Y.M:技術に自信がない方でも、ぜひ応募して一緒にレベルアップしていければと思います。
約1年前、実務経験ゼロだった私が、今では複数のプロジェクトで評価をいただけるエンジニアになれました。これは決して私だけの力ではなく、学ぶ意欲を全力でサポートしてくれる環境があったからです。
今後のプロジェクトでも任された業務をしっかりこなし、これまで通り報連相を大切にしていきたいと思います。一緒に働ける日を楽しみにしています!
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編集後記:インタビューを通じて、Y.Mさんの「学ぶことを楽しむ姿勢」が強く印象に残りました。編み物とプログラミングの共通点を見出すような独特な視点は、エンジニアとしての創造性の表れだと感じます。
未経験から始めても、ここまで成長できるという実例は、多くの方の励みになるのではないでしょうか。