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新しいチャレンジを続け、理想の働き方・技術力を持ったエンジニアへ

こんにちは、オルターボで人事を担当しているKosakaです。

今回はこちらの記事で2020年にインタビューしたエンジニアのT.Yに再びインタビューをしてみました。1年半が経ち、オルターボで希望のキャリアを実現できているのか、またその間でのT.Y並びにオルターボも組織としてどのような変化があったのかを聞いてみました。現在福岡にUターン→フルリモートで就業しているT.Y。併せてその就業の様子も聞いています!

オルターボ株式会社 T.Y

2017年に情報系の大学を卒業。同年地元である福岡に本社を置くSIerの会社に入社。
SEとして就業するも、2019年に上京、オルターボに転職。
現在オルターボで常駐型のプロジェクトや自社のシステム開発に携わり、2022年3月から再び地元の福岡に戻り、フルリモートで就業中

※福岡での就業なので、もちろんZOOMでインタビューしています。

【新しいチャレンジをしてみたい、という思いで新サービスの開発へ】

――改めてお久しぶりです。今日はT.Yさんが感じているこの1年半でのオルターボの変化やT.Yさん自身の成長・変化をお伺いしたくお時間いただきました。まずは、現在どのような業務に携われているかお伺いできますでしょうか?

T.Y:現在は主に3つの業務をしています。1つはクライアントのアプリの開発。Unityを使った受託開発案件ですね。2つ目がオルターボの新規サービスの調査・検討の位置づけでメタバースを用いたバーチャルオフィスサービスの開発、3つ目は弊社のHPの更新・改修を行っています。

――新規サービスの検討ってなんかすごいですね。具体的にどのようなプロジェクトでしょうか?

T.Y:今年の4月頃から実際に開発に着手しはじめたのですが、元々代表の中村がメタバース空間を使ったバーチャルオフィスサービスの検討をしていたようで市場調査等も進めていました。私に話が来たのは、そうした調査も終わったタイミングで「メタバース×バーチャルオフィスサービスの調査・研究をしてみたいからまずはオルターボ社内で使うプレサービスとして実際に形にしてくれないか」というフェーズでの相談でした。

――新規サービス…それもメタバース領域…となると全く初めての経験だったと思うのですが、打診されてすぐ「やります!」と答えられたんですか?

T.Y:いや、メタバースもバーチャルオフィスサービスの市場動向もどういうニーズがあるかも正直全くわからず…どれくらいの工数をかけたらどんなものができるか、も全くイメージできていない状況からのスタートだったんです。なので、打診を受けてとにかく自分で色んなもの調べてみて、やっとこれくらいの工数でこういうものができる、というのがおぼろげに見えてきて。

結果として先週(※インタビュー時6月中旬)くらいになんとか形になって、来週から社内のメンバーにサービス内容のプレゼンをするフェーズにまで何とか持って来れました。

――なかなかの短期間…ですね。開発は一人、だったんでしょうか?そもそも何もかも手探りだったと思うのですが、どのように進めてこられたんですか?

T.Y:当初は、とにかく既存の市場にあるメタバース×バーチャルオフィス、あるいはバーチャルオフィスサービスの調査を私の方でも自分なりに進めてみました。そのうえで、どういったポイントで差別化しようかなと改めて考えたり…結果、当初は予定していなかったのですが最終的に代表の中村にも<メタバース空間でオンラインゲーム要素を加えて社員同士の交流等をより活性化させるとよいのでは?>と提案し、それも踏まえて開発していくことが決まりました。

その後は、とにかく世の中にある開発するための汎用ツールとかを調べましたね。私自身過去にゲーム開発の経験はありましたが、メタバースやオンライン対戦ゲームのサーバー周りはほとんど触ったことが無くて自分にとっても新たな挑戦でした。

※T.Yが開発したプレサービスの画面。過去T.Yが開発したパンダバトルアリーナというゲームを元にしながら、
バーチャル空間で社員同士がパンダのアバターで対戦したり、コミュニケーションが取れる。

――(実際画面等を拝見しながら)これはすべて一人…でされたんですか?すごく大変そうですが

T.Y:基本的に開発はデザイン等も含めて一人で行いました。先ほどお話した通り初めての技術や経験も多かったのでとにかく自分で調べながらで大変だったとのですが、もともと<オンラインゲームのサーバー周りを自分で作りたい!>と思っていたので、良い経験にはなったかなと。

自分の中で<オンラインゲームを創るのは難しい>という思いがあったのですが、いざ実際に作ってみるとそこまで難しいものではない、ということがわかったので自分にとってはその部分が次につながるよい学びだったと思います。

ゲームに関わる技術領域をどんどんマスターしていきたい。

――新サービス自体はこれから社内プレゼンを経てまず社内で利用…というフェーズだと思いますが、T.Yさんは今後どんな技術を身に着けていきたい、等はあるんですか?以前のインタビューでは、フロント側の開発経験を積みたい、もう一度ゲームのリリースをしたい、というお話がありましたが。

T.Y:実はフロント領域の開発は希望を言い続けたこともあって昨年から今年にかけて実践できたんです。弊社のHP上に過去に開発したサービスの実績サイトを作ったのですが、こちらも技術の選定段階から実装等一連の経験は自分でやり切ることができました。

※T.Yが作成した弊社サービス実績サイト

また、実はフロント領域の経験を積みたい、と考えていたのは正直技術としての希少性を求めてが目的だったんですよね。オルターボに転職する前くらいはフロント開発技術、Vue.jsやReact、angularが市場からも求められていたし、使えるエンジニアもまだまだ少なかったと考えていました。だから自分でも余計にチャレンジしたかった…のですが今はそのバランスも変わってきていると思うので、元々興味のあったゲーム開発のスキルをより高めたいなと思っています。

具体的には今回、新サービスを開発するにあたってゲームのサーバー周りを触ったり、メタバースに取り組むことでインフラを自分で構築したり、ということができたので、改めてその領域のスキルを高めたいな、と思っています。

――それはゆくゆくは自分でゲームを創るため、になるんでしょうか?? 

T.Y:そうですね、ゆくゆくは一人で何等かのゲームを創り切りたいなという思いが強くて。もともとクリエイティブな仕事が大好きでゲームは自分のクリエイティブを最大限表現できるものだと思っているので、そのために今はゲームに関わる技術はとにかく広く学びきりたいと思っています。

この1年半でオルターボという組織で変わったところは? 

――なるほど。T.Yさんの現在の仕事はお聞きできましたが、会社としてこの1年半で変わったことなど感じることがあったら教えてくれますか? 

T.Y:あげるとしたら3つほどあるでしょうか。1つ目は、元々エンジニアだったY.Kさん技術人事として就任されたこと、2つ目は杉山さんが技術顧問として就任されて新しい技術に関する質問がしやすい環境が整ったこと、3つ目は、まさに私もそうですが会社全体で働き方、特に就業場所が大きく変わってきていることが挙げられるかと思います。

1つ目ですが〇〇年〇月からエンジニア出身のY.Kさんが技術人事の立場となり、そのおかげで私をはじめとした各エンジニア個人のキャリアの希望、働き方の希望などが経営陣や営業担当にも伝わりやすくなった、というのが変わった点だと思います。私も今、隔週に1回はY.Kさんと1on1をしていて次に学びたい技術やプロジェクトなど自分のやりたいことを伝えているのですが、どうしても私やエンジニアの立場から直接経営陣に伝えにくい、伝わりにくいということもあったと思うのですが、Y.Kさんが間に入ってくれることでそのやり取りがスムーズになったと思います。

また、逆に経営陣や営業担当の言葉もY.Kさんが翻訳して伝えてくれることで、会社の方向性や、その意図するところも伝わりやすくなったと思います。直近ではエンジニアの人事制度の変更もありましたがああいった変更も経営陣がどのような意図・検討を経てこの制度に至ったのか、をよりエンジニアにも理解しやすい形で伝えてくれるのはありがたいですね。

2つ目は技術顧問の杉山さんが就任されたことで、技術に関する疑問が解決しやすい環境が整ったことですね。常にオルターボの業務を杉山さんがされている訳ではありませんが、slack上で質問を投げるとすぐに返してくれるので、自分にとっても確実に新しい技術ノウハウを学ぶ場になっています。直近だと実績サイトをVue.jsで開発していたのですが、当時初めてVueを触ったこともあり、不明点があったのですが杉山さんに聞くことですぐ解決につながり非常に助かりました。

――私がエンジニアではないので、単純な疑問なのですがslackでのコミュニケーションで技術的な課題や疑問、というのは解決できるものですか?どうしても直接コミュニケーションも必要なのかな、と思ったりもするのですが。

T.Y:前提として、自分自身でもある程度調べた上でどうしてもわからない点を聞いているのですが、私自身はテキストコミュニケーションのみで完結していますね。slackでの回答だけで正直わからないこともあるのですが、それはこちらの質問の投げ方が悪かっただけだと思うので…その場合は違う角度で改めて聞くことで解決しています。

――ありがとうございます。3つ目の働き方の部分はどういった点でしょうか?

T.Y:コロナの影響もあって、自社サービスの開発、クライアントの開発業務問わずオルターボ社全体としてもリモートで就業する社員が増えました*1。コロナ前はオルターボではエンジニアの帰社日を設けてクライアント先に常駐している方も本社でハッカソンをしたり、勉強会をしたり、というのをオフサイトで実施していたのですがそうした機会もほぼほぼオンラインになりました。

*1…現在(2022年6月現在)オルターボのエンジニアは全社員の50%ほどが完全フルリモート、出社とリモートワークの併用が15%ほど、出社社員が35%ほどとなっています。

その中で、元々私自身福岡から上京したのが、東京の技術者の方と社内外問わず交流し、切磋琢磨したい、という思いがあったのですがコロナの影響もあってその機会もオンラインに変わってきていたこと、オルターボでの就業環境もオンライン中心になっていたことや、プライべ―トでの変化もあって、2021年頭くらいから福岡に帰郷して働くことを代表の中村らに相談しはじめたんです。元々オルターボ内にそうしたUターン/遠方からのフルリモート就業といった制度や前例はなかったので難しいかな、と思いながら相談したのですが結果認めていただいて今年の3月からは福岡からフルリモートで就業しています。*2

*2…オルターボは2022年6月現在T.Yのように積極的に遠隔地からのフルリモートでの就業を推奨、制度化等まではできていませんが、今後のエンジニアのあるべき働き方も見据え、希望される方にはその技術力やこれまでの就業実績も踏まえて、都度そのご希望が叶えられるか検討させていただいています。
(実際、T.Y以外の社員も首都圏以外の遠隔での就業者も増えていく予定です)

――ちなみに、福岡からのフルリモートでの就業で社内とのコミュニケーションは今どのように取られているのでしょうか?

現状では、slackでのコミュニケーションを中心に、私の場合代表の中村と私のように自社サービス・受託開発案件の担当をしているエンジニア2-3名と進捗共有を行う週次定例のミーティング他、技術人事のY.Kさんとの隔週での1on1、あとは毎週末任意参加で行っているもくもく会なんかでコミュニケ―ションを取っていますね。

今のところ東京で就業していたときと変わらず、一方で地元での生活で余暇も充実していて快適に生活できています。

※地元福岡でのPayPayドームでの1コマ

※作業時のデスク回りの写真とかぜひ!とご連絡していただきました!

――ありがとうございます。業務でも希望するゲームに関わる技術を確実に身に着けながら、福岡での生活も充実していそうでお話をお聞きできてよかったです!本日はお忙しい中お時間をいただき、ありがとうございました!

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変わらず、新しい技術を身に着けながら、自分の希望する働き方も着実に実現しているT.Yが頼もしかったです。また、この1年半でのオルターボの変化もエンジニアの目線で語っていただけたので、皆さんもぜひご参考いただけたらと思います。

【ご案内】

オルターボでは共に就業いただけるエンジニアの方を募集しています。
弊社でのご就業に興味をお持ちの方はぜひこちらからご連絡ください。

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