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【エンジニアインタビュー】アプリテスターを経てネットワーク検証エンジニアへ。過去の経験がつながったTKさんのキャリア

アプリテスター、施工管理、ゲームスクリプターを経て、現在はネットワーク領域の検証業務を担当。
バラバラに見える経歴を、いまのプロジェクトでどう活かしているのか――。
通信機器の動作確認やログ確認、検証環境の準備に取り組むTKさんに、過去の経験のつながりと、これからの方向性について語っていただきました。

今回お話を伺った方

TKさん
学生の頃から自作PCを組むなど、機械やガジェットへの関心は早くからありました。
複数の職種を経験したのち、現在はネットワーク領域で通信機器のテスト・検証を担当しています。

アプリテスターの経験が、ネットワーク検証につながった

- これまでのキャリアを教えてください。
TK:アプリテスター、一時期離れて施工管理、友人に誘われてゲームスクリプターと、いろいろやってきました。ゲームスクリプターをやっていた頃から「次に転職するならIT寄りがいいかな」と思うようになって、いまの仕事につながっています。趣味では自作PCを作ったりもしています。
- 過去の経験で、いまの仕事に活きていると感じるものはありますか。
TK:アプリテスターは、いまの仕事に一番直接つながっている経験ですね。
決められた手順で動作を確認する、想定外の挙動が出たら記録を残す、再現条件を整理するこの一連の動きは、いまのネットワーク検証の業務とほぼ地続きです。
テスト観点を持って動けるかどうかは、通信機器の検証でも変わらず効いています。
施工管理は、IT職とは違う仕事ですが、段取りを組んで現場を回す経験です。試験項目の総量を見ながら、重い作業をどこで挟むかを考える場面で、いまも活きています。
ゲームスクリプターは、プログラム的な構造に触れた経験。自作PCは、環境を自分で組むことへの抵抗のなさ。どれも単独では「IT実務」と並べて語るほどのものではないかもしれませんが、プロジェクトに入ってから、それぞれが少しずつ役に立っているのを感じています。

通信の裏側が見えてくる面白さ、普段使っているものの「内側」を覗く仕事

- 現在の仕事内容を教えてください。
TK:通信機器のテスト・検証を担当しています。日常的に扱っているのは、DHCP、SIP、DNS、IPv4/IPv6などの通信プロトコルです。検証用のツールやサーバー、検証用の機材を使いながら、決められた試験項目を一つずつ確認していきます。
- 1日の仕事の進め方はどんな感じですか。
TK:試験項目はあらかじめ決まっているので、その総数に対する進捗を見ながら、いま巻いているのか、遅れているのかを確認しています。前準備が必要な試験や、作業負荷の重い試験もあるので、それらをいつ挟むかを自分で組み立てる、という進め方です。
- エンジニアとして、面白いと感じるのはどんな瞬間ですか。
TK:普段使っているものの内側を知ることができるのが、一番面白いと思います。ブラウザやアプリが、裏側でどんなやりとりをしているか。それが分かってくると、日常の見え方まで変わってくるんです。
大げさかもしれませんが、世界のルールが見えてくる感じです。そういう本質を覗きたい人にとっては、IT、特にネットワーク領域は向いている仕事だと思います。

環境がないならまず整備する。整えていく過程で、仕組みが見えてくる

- 仕事において、印象に残っているエピソードはありますか。
TK:ネットワークの試験項目として必要なはずなのに、すぐに使える形で検証環境が用意されていない、という場面が何度かありました。そのときは、自分で必要な環境を組んで、進められる形にしました。
最初は手間がかかるんですが、環境を組めたということは、それだけ仕組みが分かってきている、ということでもあるんです。「整っていないなら、整えればいい」と考えられるようになったのは、プロジェクトに入ってからの変化だと思います。
- 入社直後と比べて、技術的にはどう変わりましたか。
TK:入社直後は、プロジェクトで必要になる知識を一つずつ覚えていく段階でした。
そこから必要なことを一つずつ覚えていった、という感じです。特にIPv6は手元にまとまった資料が少ない領域だったので、一時期は自分で調べ続ける期間がありました。いまは、自分で調べたことを資料に残して、共有できる程度には自信がついています。
- 印象に残っている成果はありますか。
TK:地味なんですが、自分が試験を進めるために整えた環境や手順が、その後の確認作業にも活かされていることですね。
これからの試験の効率化や、確認できる範囲が広がっていくと思うと、嬉しい瞬間です。

海外の情報やAIも使いながら、自分の手元で調べる「分からない」で終わらせず、仕組みに寄せていく

- 普段の学び方は変わってきていますか。
TK:いまのプロジェクトに入ってから始めたことなんですが、海外の技術フォーラムを見にいくことが多くなりました。日本語で検索しても見つからないようなディープな悩み事を、相談している人がいるんです。それが、いまの自分の悩みにそのまま近いことがあったりして、参考になる場面が多いです。
英語が得意というわけではないので、AIに翻訳や要点の整理を頼みながら読んでいます。いい時代だな、と思います。
- 業務の中で出てきた疑問を、手元で確かめてみることもあるとか。
TK:あります。SIPpという検証用のツールについて、過去のシナリオがそのまま使えない場面が出てきたときに、自分でも仕組みを理解しておきたくて、公開情報の範囲で少しずつ手元で動かしてみたことがあります。
そこで気がついたのは、ログを詳しく見ることの大切さでした。ログには通信のやりとりがそのままの形で記録されるので、どこで通信が止まっているのか、何が足りていないのかが、感覚ではなく目で見えるようになるんです。
- 技術解説そのもの、というよりは……。
TK:そうですね。ここで自分が伝えたいのは、ログを見ながら原因を追う、仮説を立てる、業務に戻して確認する。この流れを自分は伝えたいです。
通信に限らず、検証や確認の仕事全般で、地味だけど長く効く考え方だと感じています。

今後は知識を広げたインフラ領域へ

- 今後、取り組んでみたいことは何かありますか。
TK:最近、余裕があるときに少しずつPythonに触れています。ゆくゆくは、検証で使う簡単なツールを自分で書けるようになれれば、と考えています。
いまやっているネットワーク領域の検証経験は、そのままインフラ領域の仕事にも地続きで活きると感じています。いまはもう少し、インフラ寄りの知識を広げていきたいと思っています。長く活かせる領域だと感じているからです。

 

弊社へ応募を検討している方へ

- 最後に、弊社へ応募を検討している方へ向けてコメントいただけますか?
TK:向いていそうだなと思うのは、
逆に、応募前に確認しておいた方がよさそうだな、と思うのは、

地味な作業も多いのでそれを楽しめる方は向いているかもしれませんね。

編集後記:

TKさんに話を伺って印象に残ったのは、「過去の仕事は寄り道ではなく、いまのプロジェクトに繋がる経験だった」と、本人がごく自然な言い方で話してくれたことです。
アプリテスターで身につけた手順を確認する力、施工管理で培った段取り、ゲームスクリプターで触れた仕組みの中をたどる目、自作PCで身についた環境を組む手の動き。
これまでの仕事のひとつひとつが、ネットワーク検証のプロジェクトで意味を持ち直していく。
そんなお話でした。

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