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【Linux研修】おはじきの記録7

こんにちは、おはじきです。
もうすぐシルバーウィークですね。
このご時世の中まだ遠出し辛い感じではあると思いますが、
予定がある人もない人も長期休暇前のワクワク感は平等ですよね。
因みに私は特に予定はありません。

さて、今回はシェルスクリプトについてお話していきたいと思います。

シェルスクリプト

シェルスクリプトとは。
Linuxのシェルにはスクリプト言語によるプログラミング機能が備わっています。
プログラムを書くことによって一連の作業を自動化できるのです。

スクリプトの作成

シェルスクリプトはテキストファイルにスクリプトを記述することで作成できます。
今回は定番の一番簡単な「Hello World」という文字列を表示するだけのスクリプトを作成してみましょう。

まずは環境変数PATHの内容を確認して、そのディレクトリ内にスクリプトを作成しましょう。
PATHに格納されているディレクトリ内にスクリプトを格納することによって、自分がどのディレクトリにいてもスクリプトのファイル名だけで呼び出すことができます。

逆にPATHに格納されていないディレクトリに作成してしまうとスクリプトのフルパスを指定しないと他のディレクトリからスクリプトを呼び出すことはできません。

今回は下記の画像の様に、/home/ohajiki/binディレクトリの中にスクリプトを作成します。
なお、シェルスクリプトを記述したファイルは「.sh」という拡張子を付けて保存します。

さて、実際に書いていきましょう。
まず「Hello World」と表示するだけのスクリプトでしたら内容はこれだけです。

#! /bin/bash
echo 'Hello World'

一行目では今回のシェルスクリプトで使用するシェルはbashですよという宣言をしています。
シェルにはbashの他に「sh」「csh」「zsh」などいくつか種類があります。
今回は一番基本的なbashを使用していきますので、bashの実行ファイルが置かれている/bin/bashを指定します。
その後にスクリプトを書いていきます。
echo ‘Hello World’と書くことによって、スクリプトを実行するとHello Worldと表示されます。
因みにechoコマンドは画面に文字列や変数などを表示するコマンドです。

それでは作成したスクリプトを実行してみましょう。
シェルスクリプトを実行する方法はいくつかあります。
以下の画像は全てシェルスクリプトを実行しています。

まずbashやsourceコマンドの引数にスクリプトファイル名を指定する方法です。
この場合スクリプトファイルに読み取り権が必要ですが、実行権は必要ありません。

「.」はsourceの簡略化した表現です。
これはとてもよく使われる表現ですが、カレントディレクトリを表す「.」と混合しないように気を付けましょう。

そしてスクリプトファイルに読み取り権と実行権の両方を付与することでファイル名だけで実行できます。
デフォルトの設定ではファイルに実行権は付与されていないので、chmodコマンドでパーミッションを変更しましょう。
私は、「chmod 755 ohajiki.sh」というように変更しました。

最後に

今回はシェルスクリプトの実行方法と簡単なスクリプトを実行してみました。
次回は引数を利用したり条件分岐や繰り返し文を利用した少しレベルアップしたスクリプトを紹介しようと思います。
シェルスクリプトが書けると、様々な処理を自動化する事ができてとても効率的にサーバー周りの業務を進めることができるので、インフラエンジニアになりたいという方は是非マスター目指して頑張りましょう。
それでは。

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